埼玉新聞

 

全国中学駅伝 埼玉から男子・寄居男衾、女子・鶴ケ島藤が出場 大舞台に挑むチームを紹介

  • 自主性を高め3年ぶりの全国に挑戦する男子の寄居男衾

    自主性を高め3年ぶりの全国に挑戦する男子の寄居男衾

  • 結束を強めて初めての全国大会に臨む女子の鶴ケ島藤

    結束を強めて初めての全国大会に臨む女子の鶴ケ島藤

  • 自主性を高め3年ぶりの全国に挑戦する男子の寄居男衾
  • 結束を強めて初めての全国大会に臨む女子の鶴ケ島藤

 第33回全国中学校駅伝は14日、滋賀県希望が丘文化公園(男子6区間=1~6区・3キロの計18キロ、女子5区間=1、5区・3キロ、2~4区・2キロの計12キロ)に各都道府県予選を突破した男女48校(開催県から2校)が参加して行われる。スタートは女子が11時10分、男子が12時15分。埼玉からは男子の寄居男衾が3年ぶり3度目、女子の鶴ケ島藤が初出場になる。大舞台に挑む両チームを紹介する。

■3年ぶり全国で飛躍を/男子・寄居男衾

 男子の寄居男衾は3年ぶりの全国の舞台で飛躍を目指す。県予選では前回の全国王者・鶴ケ島藤を抑えて優勝。1区高橋、5区塩川が区間賞の快走を見せた。川音監督は「楽しい大会にして8位入賞を目指す」と意欲を見せた。

 主将としてチームをけん引する高橋、県予選で6区を走った大沢が中心となる。高橋は身長175センチの体格を生かしたダイナミックな走法で全国中学大会では3000メートルに出場した。大沢は県、関東大会で納得のいく走りができず、雪辱に燃えている。

 2区の篠崎、3区矢部の2年生コンビの走りも魅力だ。中学生活最後の駅伝となる先輩たちへ、上位でたすきを渡すことを意識。川音監督は「レース動画を全員で見て話し合うなど自主性のある子たち」と積極的なレースを期待する。

■初出場結束力で上位へ/女子・鶴ケ島藤

 女子の鶴ケ島藤は昨年の男子に続き、悲願の初出場を決めた。突出した選手はいないが、結束力を強めてレースに挑む。今井監督は「周囲の期待に応えられるよう、一つでも上の順位を目指し、攻めの走りをしたい」と意気込んだ。

 県予選で3区の水村、アンカーを務めた山下のダブルエースが引っ張る。水村は主将としてチームをまとめ、長距離を苦にしない。山下は安定した走りで県予選では区間賞を獲得した。成長著しく1区を走った森が粘り強さを見せられるかも鍵になりそう。

 週5、6日、1時間程度の練習を積み重ねてきた。大会3連覇を狙う京山(岡山)など強豪との優勝争いに割って入りたい。今井監督は「見せ場をつくり、食らい付いていく」と前回は男子の応援に回った女子が旋風を巻き起こす。

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