東秩父村は老朽化した庁舎の建て替え資金に活用するため、ガバメントクラウドファンディング（GCF）を実施している。ふるさと納税サイトを利用したクラウドファンディングで寄付を募り、寄付者の名前が記された銘板が新庁舎内に設置される。

　東秩父村は県内唯一の村で、人口は約2300人。現在の庁舎は築55年を経過し、住民サービスや防災拠点などの機能を果たすためにも庁舎の建て替えは喫緊の課題に。村の財政規模では負担が大きいこともあり、広く支援を呼びかけることになった。

　新庁舎の建設費は16億7200万円。本年度中に着工し、2027年度内の完成予定。GCFは本年度と来年度に行い、計1700万円を目標に支援金を募る。本年度は27日までの実施で、寄付金額は個人2万円以上、個人事業者・各種団体5万円以上、法人10万円以上。村内・村外を問わず申し込め、税法上の控除を受けることができる。

　村外の寄付者は、銘板への記載か通常の返礼品のどちらかを選ぶことができる（村内の寄付者は銘板のみ）。

　申し込みは、ふるさと納税サイトのふるさとチョイスから。問い合わせは、村企画財政課（電話0493・82・1254）へ。