埼玉新聞

 

まさか…高校生になっても舞台に 秩父夜祭に登場「津谷木子ども歌舞伎」、メンバーが不足 進む少子化、小学生役者の新規加入が年々厳しく 今は地区外でも参加を呼びかける状況 「昔は役を取り合うほど」

  • 「寿曽我対面工藤館之場」を熱演した小鹿野津谷木子ども歌舞伎の役者

    「寿曽我対面工藤館之場」を熱演した小鹿野津谷木子ども歌舞伎の役者=3日午前11時ごろ、秩父市中町

  • 「寿曽我対面工藤館之場」を熱演した小鹿野津谷木子ども歌舞伎の役者

 秩父夜祭大祭の3日、秩父市中町の旧ベスト電器前で屋台芝居が行われ、小鹿野町の津谷木歌舞伎が、中町屋台の豪華な張り出し舞台で2演目を披露した。最初に登場したのは、「津谷木子ども歌舞伎」の役者9人。メンバー不足のため、今回は地元高校生や中学生も「子ども役者」の一員として演じ切った。町内の少子化が進み、津谷木地区の小学生役者の新規加入は年々厳しい状況が続いている。「子どものみでの出演は今後も限られてしまうので、後悔のない芝居をしたい」と、子ども役者たちは熱い思いを胸に舞台に立った。

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