食品スーパーのヤオコー（川越市）は29日、さいたま市岩槻区の県道2号（さいたま春日部線）沿いに県内106店舗目となる「ヤオコー岩槻本丸店」を開店した。関東では199店舗目。

　独自の商圏分析に基づき、生鮮や総菜、ベーカリーなど地域の特性に合わせたラインナップを拡充した。近海魚中心の鮮魚や地産トマトなどの青果は地域一番の品ぞろえ。ヤオコー初展開の全国の冷凍駅弁コーナーもある。総菜・ベーカリーはランチタイムの店内調理品も増やし即食ニーズに応える飲食コーナー「ヤオコーカフェ」（全28席）も設置した。

　商圏は半径3キロの5万2千世帯。直線距離で約1・5キロ離れた東武線岩槻駅の反対側（西口）には「岩槻西町店」があり、メインのヤングミドル（40～59歳）のファミリー層に加え、シニアや単身者などの獲得も目指す。初年度の売上目標は25億円。

　店舗は地上2階建てで、敷地面積は1万8618平方メートル、店舗面積は2518平方メートル。駐車場263台、駐輪場179台、バイク6台分を完備する。テナントの「岩槻ほんまる歯科医院」が11月1日、100円均一ショップ「セリア」や「スギ薬局」、衣料品の「パシオス」、「ポニークリーニング」は同月5日にオープンする。営業時間は午前9時～午後9時半。