埼玉新聞

 

居酒屋にホタルの光、越谷の「KACHIMA」が企画 兄弟でオープンさせた夢の店「感動届けたい」

  • 子どもたちにホタルを見せる勝間裕太さん=越谷市蒲生本町の居酒屋KACHIMA

 越谷市蒲生本町の居酒屋「KACHIMA」で、ホタルの光が来店客の目を楽しませている。環境の変化などにより日常でホタルを見ることが難しくなっている中、同店を営む勝間裕太さん(27)が「食事やお酒を楽しみながら目の前でホタルを観賞してもらい、お客さんに喜んでもらいたい」と企画した。

 同店は勝間さんと弟の壮史さん(25)の兄弟が今年1月にオープンさせた。設備工事の仕事に就いている勝間さんは現場仕事で鍛えた腕を生かし、築40年のテナントを自らの手でリノベーション。夢だったという居酒屋を開業した。壮史さんが厨房に立ち、勝間さんが経営面の管理などを行っている。

 「地域に根付き、家族連れで楽しめるお店にしたい。他の居酒屋ではやっていないようなことに挑戦し、普段体験できないようなことを体験できる場所にしたい」と勝間さんは目を輝かせる。

 その第1弾が今回の企画だ。数年前に訪れた群馬県で見たホタルの乱舞が印象に残っていたことから、図書館でホタルについて調べたという。「昔はこの辺でも見られたそうだが、今では遠くまで行かないと、なかなか見られない。大人には童心に帰ってもらい、子どもたちにも少しでも感動を届けたい」と市内の業者からホタルを購入した。

 店内の照明や衛生面などを考慮して展示方法を試行錯誤した結果、虫かごに手作りの黒い箱をかぶせた「ホタル箱」を店の一角に設置することに。箱に穴を開けたのぞき窓からホタルの優しい光を見ることができる。

 ホタル箱の設置は毎週日曜日の予定。定休日の火曜日も店を開放して、来店客にホタルを楽しんでもらうという。勝間さんは「家族や仲間と一緒に気軽に来ていただきたい」と話している。

 問い合わせは同店(電話080・6683・0144)へ。

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