建築工事の鈴木建工が破産開始決定 負債は2億円 地元工務店に営業基盤を築くも、低利益体質で売上高が減少 債務超過を抱え資金繰りも逼迫、社内トラブルも発生…19年ごろ事業停止していた
2025/10/15/15:13
建築工事の鈴木建工(坂戸市)は1日、さいたま地裁川越支部から破産開始決定を受けたことが分かった。破産管財人に佐々木翔弁護士(飯能法律事務所、飯能市)が選任された。東京商工リサーチ埼玉支店によると、負債総額は約2億円。鈴木建工は1999年創業、2008年に法人化した。設計・施工、監理を中心に地元工務店に営業基盤を築き、14年12月期には売上高3億3252万円を計上し最終利益で548万円を確保した。
だが、元々欠損含みの低利益体質だったことから、16年12月期には売上高1億5322万円に減少。18年12月期には2億9169万円に回復したが、債務超過を抱え資金繰りは逼迫(ひっぱく)していた。従業員の社内トラブルも発生し事業が立ち行かず、19年ごろには事業を停止していた。










