埼玉新聞

 

世界フェンシング団体で金メダル 埼玉・上尾市出身の浅海選手が市長表敬 6歳からフェンシング始める 「これからも精進し、3年後のロサンゼルス五輪を目指して頑張ります」

  • 5大会の金メダル獲得を畠山市長に報告した浅海聖哉選手=12日、上尾市役所市長公室

    5大会の金メダル獲得を畠山市長に報告した浅海聖哉選手=12日、上尾市役所市長公室

  • 5大会の金メダル獲得を畠山市長に報告した浅海聖哉選手=12日、上尾市役所市長公室

 フェンシングの世界選手権で史上初の金メダルを獲得した男子エペ団体メンバーの一人で、埼玉県上尾市出身の浅海聖哉選手(22)=長谷工コーポレーション=が12日、畠山稔市長を表敬訪問した。

 浅海選手は、7月にジョージアで行われたフェンシング世界選手権、同じくドイツで開催されたFISUワールドユニバーシティゲームズ、6月のアジア選手権などフェンシングの国際大会に日本代表として出場し、5大会で金メダルを獲得した。

 市内でフェンシングサークルを主宰する父正太郎さん(52)の指導で6歳からフェンシングを始めた。市立瓦葺小3年生ごろから頭角を現し、国際大会への出場も果たしてきた。2歳上の兄正哉さんとともに研鑽を積む姿が“兄弟剣士”として話題になり、「広報あげお」に紹介されたこともある。

 市長公室で約6年ぶりに再会した畠山市長は「高校1年で銅メダルを取った時に来てくれたのをよく覚えている。時々気になっていたので、今回の快挙を聞いてとてもうれしい。だいぶりりしくなったね」と歓迎。「頑張った成果が実ったと感激している。日本を代表する選手として活躍を期待したい」と祝福した。

 五つの金メダルや剣を持参し、市長と歓談した浅海選手は「これからも精進し、3年後のロサンゼルス五輪を目指して頑張ります。金メダルを持って、またご報告したい」と力強く語った。今後の目標は「団体の代表メンバーに入り続け、世界ランキングを上げること。そして個人戦でメダルを取りたい」とさわやかな笑顔を見せた。

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