埼玉有数の観光地・川越、街歩きツアー充実 りそなコエドテラスなど魅力を紹介 1896年築の蔵造り「百足屋」のはなれ客間で懐石料理も堪能
2025/09/01/12:29
町並みにそびえ立つ近代建築の成り立ちを聞くことができたり、蔵造りで食事を楽しむことができる川越の街歩きツアー「プレミアム川越めぐり―百足屋」が開催された。
ツアーは、よみうりカルチャー川越が企画する公開講座「川越を識る」の一つ。ツアーコンダクターは仙波書房代表の神谷利一さんが務めた。神谷さんは出身地である川越の魅力を多くの人に伝えようと、「川越の建物 蔵造り編」、「同 近代建築編」などを刊行している。
ツアーの街巡りでは、川越商工会議所や旧山崎家別邸、りそなコエドテラスなどの建物の歴史や特徴を紹介。りそなコエドテラスでは、柱の装飾やアーチの紋様、建物の形の特徴に触れ、それぞれがどのようにして現在のデザインになったのかを、設計した建築家保岡勝也の生涯とともに振り返った。
神谷さんは「建物の見どころが分かれば、良い写真が撮れる。スポットも分かる」と呼びかけていた。1896年築の蔵造り「百足屋」では、店蔵、住居、文庫蔵と並ぶ蔵造りのはなれ客間で懐石料理が用意された。食事後、参加者たちは文庫蔵に入室した。
仙波書房は、10月31日に「歴史探究 川越の妖怪・物の怪話」の発行を予定している。










