幻想的な空間 願い事を書いたランタンが夜空を彩る 埼玉・桶川 小学校跡地の広場でランタンまつり
2025/08/27/10:36
桶川の空をスカイランタンが彩る「ランタンまつり」が23日夜、桶川市寿の「ことぶき広場」で行われた。発光ダイオード(LED)での灯火が輝く150基のスカイランタンが幻想的な空間をつくり、親子連れなど約千人の来場者を楽しませた。
会場にはキッチンカーが10台出店、夕方から祭りムードを盛り上げた。参加者は、縦横約30センチ、高さ約60センチのランタンに思い思いに願い事を書いて、日が落ちるのを待った。午後6時50分ごろ、カウントダウンからランタンが一斉に舞い上がり、オレンジ色の「ラプンツェルグラデーション」で夜空を彩った。
近くに住む奥村知佳子さん(39)は太凰さん(8)と鳳太さん(6)と親子3人で参加。「家族が健康に過ごせますように」「ちきゅうはかせになれますように」「ケーキやさんになりたい」と書いたランタンを空に揚げ「素敵なイベント。恒例行事になるといいな」と満喫した様子だった。
同まつりを主催したのは桶川青年会議所(JC)。中島隆寿理事長は「子どもたちの心に一生残るようなイベントで家族の思い出をつくってもらいたい」と企画の意図を話した。会場のことぶき広場は、市が取り組むJR桶川駅東口の再開発の対象となっている市立桶川南小学校跡地。同JCまちづくり委員会(五十嵐直也委員長)では、ことぶき広場の今後について会場で市民アンケートを実施。「公園」「商業施設」などの選択肢に人気が集まっていた。










