<J2大宮>4カ月ぶりの杉本弾で3位浮上 ホームで熊本に1―0 けがから復帰のシルバも21試合ぶりに先発出場
(第27節第1日、23日・NACK5スタジアム大宮ほか)
大宮はホームで熊本に1―0で競り勝ち、勝ち点47として暫定3位に浮上した。大宮は前半を0―0で折り返すと、両チーム無得点のまま迎えた試合終了間際に杉本のゴールで勝ち越した。
(2)NACK5(大宮2勝)
大宮 13勝8分け6敗(47)
1
0―0
1―0
0
熊本 7勝6分け14敗(27)
▽得点者【宮】杉本(3)
▽観衆 10946人
戦評…90分間を通じて高い強度を保った大宮が熊本に1―0で勝利した。
大宮は序盤から攻勢を続けた。前半は開始直後に泉のシュートがクロスバーをたたくなど、計11本のシュートを放つも無得点。スコアレスの後半は15分にカプリーニ、藤井、35分に杉本を投入するなど攻撃の活性化を促した。同40分、藤井のパスを杉本が左足で決勝ゴールを奪った。
■交代選手が打開 歓喜呼ぶ
交代策がはまった大宮が終盤に決勝点をもぎ取り、ホームでは6試合ぶりとなる勝ち点3をつかんだ。長沢監督は「交代の選手がしっかり準備して、最後に(杉本)健勇が一発で仕留めてくれた」とうなずいた。
大宮は攻勢が続いた前半に計11本のシュートを放つも無得点。後半は一転して相手の勢いを受ける苦しい展開になった。それでも交代カード5枚を使い状況を打開。同40分に途中出場の杉本が約4カ月ぶりのゴールを決めて均衡を破った。
この試合は長沢体制のリーグ全64試合に先発出場していた小島が累積警告で出場停止。ピッチの中枢部には、けがから復帰したアルトゥールシルバが21試合ぶりに先発出場した。谷内田とのダブルボランチは攻守の安定感をもたらし、選手層の厚さを感じさせた。
5月の3連勝以来、約3カ月ぶりに白星が並んだ。この勝利で暫定3位に浮上。リーグは残り11試合となり、J1昇格争いは佳境に突入した。次戦は30日、札幌と対戦する。スタジアムを沸かせた2連勝の勢いを敵地でも持続させたい。










