埼玉から2人の大学生が 美しい自然やダイビングで世界的に有名…かつて日米両軍の激戦地となった島へ 全国の高校生や大学生らと戦跡巡る、平和への意識育む派遣
2025/08/17/10:56
日本青年会議所(日本JC)は、戦後80年の節目に平和への意識を育む「戦跡フィールドワーク」をパラオ共和国で開催する。全国の高校、大学生20人が対象で、県内からは大正大学1年の成沢優芽花さん(19)=桶川市=と明治大学4年の稲垣和由さん(22)=北本市=の2人が派遣される。
日程は19~22日で、フィールドワークの場所は、ペリリュー島。ペリリュー島は、パラオ共和国を構成する島の一つで、日本から南へ約3千キロ。人口は約700人。主な産業は観光業と漁業で、美しい自然を生かしたダイビングが世界的に有名。歴史的には、第二次世界大戦での日米両軍の激戦地「ペリリューの戦い」として知られる。島内には今も多くの戦跡が残っている。参加者らは、戦跡を巡るほか、パラオ共和国大統領への表敬訪問を行う予定。
フィールドワークには「戦争めし」など戦争史をテーマにした作品を手がけてきた漫画家の魚乃目三太氏も同行。現地の空気感や参加者の学びを漫画で記録。「戦争めし12巻」(2026年7月発売予定)に収録される。
帰国後、参加者の学びや気付きをプレゼンテーション形式で発表する報告会が、9月27日午後3時から、ビジョンセンター品川で行われる。入場無料。
問い合わせは、日本JC事務局(電話03・3234・5601)へ。










