2歳三男が死亡、母が絞め殺す「足手まとい」…さらに5歳三女を川に落とす 戦後80年、満州から逃げきった男性が語った惨状「誰もが心なくした」 「私が育てる」川からはい上がった三女を抱いた姉、5日後に衰弱死
2025/08/15/16:33
1945年8月15日は、戦争の恐ろしさを知った日―。秩父市の高橋章さん(91)は当時、満蒙(まんもう)開拓団の一員として中国東北部の旧満州にいた。「日本の敗戦を分かっていたのか、突然、地元住民(中国人)がわれわれに槍(やり)や鎌を向けて襲ってきた」。当時10歳の高橋さんは、母・ユキさんらと共に逃げきったが、現地の日本人約450人のうち50人ほどが命を奪われた。「あの時の中国人の目は、日本人への恨みに満ちていた。われわれは被害者であり、加害者でもあった」










