家具製造かぐや破産申請へ 負債約4億4300万円 埼玉・狭山【倒産情報】
2025/08/12/14:07
東京商工リサーチ埼玉支店によると、家具製造・内装仕上げ工事のかぐや(狭山市)が資金ショートを起こし、今後破産申請する見込みであることが分かった。7月17日付で須藤泰宏弁護士(須藤パートナーズ法律事務所、東京都豊島区)に事後処理を一任した。負債総額は4億4325万円(2024年9月期)だが、今後変動する可能性がある。
同社は1990年3月設立。家具製造のほか、インテリア、天井仕上げ、壁張り、間仕切りなどの内装工事全般を手がけ、2020年9月期には売上高8億9480万円を計上。その後は減収基調で24年9月期は4億3589万円に減少していたが、この間毎期ともに数百万円の最終黒字を上げていた。
だが、同社に資金提供していた主要仕入先の建築資材卸のコーワ(同市)が6月に民事再生法の適用を申請し破綻。それに伴い同社の資金繰りも立ち行かなくなり連鎖した。










