埼玉新聞

 

被爆者らの証言で…次世代へつなぐ80年誌、これが最後になるかも 県原爆被害者協議会 進む高齢化、継承に課題「戦争を二度としないという熱量も受け継がなければ」

  • 被爆80年誌について話し合う県原爆被害者協議会(しらさぎ会)の高橋溥さん(左から3人目)ら会員

    被爆80年誌について話し合う県原爆被害者協議会(しらさぎ会)の高橋溥さん(左から3人目)ら会員=7月23日、蕨市

  • 被爆80年誌について話し合う県原爆被害者協議会(しらさぎ会)の高橋溥さん(左から3人目)ら会員

 広島と長崎への原爆投下から80年。埼玉県内在住の被爆者を中心に結成している県原爆被害者協議会(しらさぎ会)が、節目となる80年誌の作成を進めている。被爆者らの証言で構成する予定だが、原稿が思うように集まっていない。編さんを担当する同会副会長の高橋溥さん(85)=川口市=は被爆者の高齢化が影響しているとし、「二度と戦争を起こさないためにも、若者へとつないでいく周年誌にしたい」と話している。

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