埼玉新聞

 

<ランチ>定番そばも新感覚も!坦々風のつけ汁の限定「鴨とごま汁そば」はいかが 熊谷のSOBAほしの

  • 鴨とごま汁そば

    鴨とごま汁そば

  • 店主の星野美幸さん

    店主の星野美幸さん

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  • 店主の星野美幸さん

 熊谷市塩に昨年7月にオープンしたそば店「SOBAほしの」。県道熊谷小川秩父線に面し、嵐山町との境に位置する。同市在住で店主を務める星野美幸(よしゆき)さん(52)は「徐々に知られるようになり、少しずつリピーターも増えてきた」と語る。

 星野さんは群馬県伊勢崎市出身。大学卒業後、大手しょうゆメーカーで企画開発に携わった。元々そばが好きで、自分でもそばを打っていた。51歳の時に一念発起して28年勤務した同社を退社し、自分の店を構えることになった。

 そばは自家製粉で、つゆも本枯れ節を削って毎朝作る。そばメニューには先付けが付き、お薦めの季節限定のメニューが「鴨(かも)とごま汁そば」(1720円)。鴨のひき肉、ねぎ、ごまだれを合わせた温かい坦々風のつけ汁と田舎そばの組み合わせだ。食べてみると、そばとつけ汁が絶妙にマッチ。箸が止まらなくなる新感覚の味わいだ。

 昨年の大みそかには自ら栽培したソバを使い、年越しそばを振る舞った。店内では器を紹介するほか、今月からは卵焼きのたれ(80ミリリットル入り150円)やつけつゆ(140ミリリットル入り250円)の販売も始めた。星野さんは「来てくれる人の暮らしを豊かにするそば屋を目指していきたい」と話していた。

【メモ】SOBAほしの

 熊谷市塩260の6(電話048・536・8860)。営業時間は午前11時半~午後3時。ほかのメニューはざるそば(1100円)など。価格は先付けが含まれ、外すこともできる。平日限定でミニそばや炊き込みご飯などがセットになったそば定食(1350円)もある。定休日は月、火曜。

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