埼玉新聞

 

埼玉最大級カインズ浦和美園店、造花コーナーを2倍に拡大 お盆で飾る“生の切り花”に加えて“造花”を選ぶ客が増加 直近の1週間、昨年比で400%の売り上げ増 需要が急上昇した理由は

  • 精巧な作りで人気のシルク製造花=7日、さいたま市緑区のカインズ浦和美園店

    精巧な作りで人気のシルク製造花=7日、さいたま市緑区のカインズ浦和美園店

  • 精巧な作りで人気のシルク製造花=7日、さいたま市緑区のカインズ浦和美園店

 来週にお盆を控え、一般的な生の切り花に加えて、お墓参り用に造花(イミテーションフラワー)を選ぶ人が増えている。ホームセンターのカインズ(本庄市)によると、例年に比べて売り上げは約1・5倍に伸びているという。

 県内最大規模の売り場面積を誇るカインズ浦和美園店(さいたま市緑区)では、生花売り場の隣に特設の造花コーナーを例年の2倍に増やした。担当の樋上雄一さんは「造花需要は元々一定数あったが、この酷暑ですぐに枯れてしまう生花よりも管理が簡単なので選ぶ人が増えているのでは」と話す。直近の1週間では昨年比で約400%の売り上げ。お盆飾りのホオズキ入りの商品が特に人気だという。

 県葬祭業協同組合(さいたま市浦和区)の馬場飛優相談員は「近年は花の種類や色など比較的自由になっているが、宗派によってマナーが変わるので事前確認を」と呼びかける。カインズの樋上さんは「きれいな見栄えが長続きするのでコストパフォーマンスも抜群。遠方でひんぱんにお墓参りできない方は、新たな選択肢に加えてほしい」と薦めていた。
 

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