埼玉新聞

 

<高校野球>叡明が初優勝…越谷市長も万歳 30年ぶりの快挙、市内の高校が甲子園へ レイクタウンでは決勝戦をPV 知事、市民らナインを祝福「市民の誇り」「親になった気持ち」「来年は自分たちが」

  • 叡明が初の甲子園出場を決め、拍手と歓声に包まれるPV会場

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会で優勝し、初の甲子園出場を決めた叡明の地元・越谷市。学校近くの商業施設「イオンレイクタウン」では、決勝戦のパブリックビューイング(PV)が行われ、観戦した市民らは「越谷の誇り」「甲子園でも頑張れ」と快挙を達成したナインを祝福した。

 昌平の追撃を振り切って優勝を決めた瞬間、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。市によると、市内高校の甲子園出場は1995年の越谷西以来、30年ぶり。「越谷市民にとっての悲願で、今日は選手たちの肉親になった気持ちで応援した。酷暑の中、本当によく戦ってくれた。誇らしく思う」と元市職員の中山鉄則さん(68)は声を弾ませる。

 立ち見が出るほどにぎわった会場には他校の球児の姿も。市内に住む縄野達哉さん(15)は「地元の高校が優勝したのは気持ちいい。来年は自分たちが優勝するので、今年の甲子園では頑張ってほしい」とエール。次男が叡明の生徒で、高校時代に野球部のマネジャーを務めていたという女性は「はらはらして寿命が縮まるかと思ったけど、生きていて良かった。甲子園に行く選手たちには全力で野球を楽しんでほしい」と目を細めた。

 福田晃市長も観戦。優勝を祝って観客と一緒に万歳を三唱し、「地元の越谷レイクタウンで優勝を見届けられたのはうれしい限り。甲子園に向けて、市としてもできる限りサポートしていきたい」と喜んだ。

■頂点目指し活躍を/大野県知事の話

 叡明高等学校の皆さん、初めての全国高等学校野球選手権大会への出場、誠におめでとうございます。埼玉大会を勝ち抜いた勢いそのままに、甲子園でも力を存分に発揮し、頂点を目指してください。皆さんのご活躍は、夢と希望、そして多くの感動を届けてくれると思います。全ての埼玉県民と共に応援しています。

■大舞台を楽しんで/日吉教育長の話

 叡明高等学校の皆さん、初めての甲子園出場、誠におめでとうございます。埼玉県の代表として、これまで努力を重ねた自分自身と苦楽を共にした仲間を信じ、大舞台で、成果を存分に発揮してください。皆さんのご活躍を心からお祈りしております。全力で楽しみながら、素晴らしい試合を期待しています。

■市民として大変感動/福田越谷市長の話

 叡明高校野球部の皆さん、甲子園出場決定、誠におめでとうございます。素晴らしいチームプレーでつかみ取ったこの栄光に、越谷市民の一人として、大変感動しています。これまで、日々、厳しい練習を重ね、仲間と育んだチームワークと、培ってきた技術・精神力で、堂々と甲子園の舞台を戦い抜いてください。私も多くの市民の皆さまと共に熱い声援を送ってまいります。

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