<高校野球>埼玉大会きょう決勝 ともに初の夏の頂点懸ける、昌平―叡明の見どころ 打率4割超え…昌平、活発打線の中軸3人で得点狙う チーム防御率0・78…叡明には自慢の両右腕、立ちふさがるか
2025/07/27/06:37
第107回全国高校野球選手権埼玉大会は27日、県営大宮球場で昌平―叡明のカード(10時)で決勝が行われる。準決勝で選抜大会4強の浦和実を倒した昌平と、山村学園との延長十一回タイブレークを勝ち切ったAシード叡明。両チームともに初の甲子園出場を懸け、熱戦を繰り広げる。準決勝までのデータを基に決勝の見どころを展望した。
初の4強から決勝へと駆け上がった叡明と2年連続の決勝に駒を進めた昌平。ともに初めての夏の頂点を狙う一戦となる。昌平は準決勝まで6試合で打率3割9分8厘と打線が活発。対する叡明はチーム防御率0・78の自慢の投手陣が立ちふさがる。
昌平打線の核となるのは、諏江、桜井、大倉の中軸。打率4割超えの3人がたたき出した打点は計26点。出塁率6割を超える1番嶋田が出れば、7犠打と小技が光る田中が好機を広げる。投げては最速140キロを超える3投手が試合を組み立てる。右腕窪田は21回2/3を投げて1失点。背番号1の左腕木下雅は強心臓で窮地をしのぐ。194センチの大型右腕東川にも注目したい。
叡明は増渕、田口の両右腕を軸に守り勝ってきた。増渕は最速130キロ中盤ながら変化球のキレと制球力で打たせて取る投球が持ち味。準決勝まで4試合に登板し、18イニング無失点。与えた四死球はわずか1と安定感が抜群。準決勝で158球完投した田口が中1日でどこまで支えられるか。打線も勝負強い中軸に加え、1番根本から8番細沼、9番長島まで切れ目がない。










