埼玉新聞

 

無投票選挙の多い「無風の町」 独自の施策、内外から評価も「マンネリ化」懸念 横瀬町長選、あす告示

  • 気軽に交流できるコミュニティー設備が充実した町中心部=6日、横瀬町横瀬

    気軽に交流できるコミュニティー設備が充実した町中心部=6日、横瀬町横瀬

  • 気軽に交流できるコミュニティー設備が充実した町中心部=6日、横瀬町横瀬

 任期満了に伴う横瀬町長選は10日告示される。立候補を表明しているのは3選を目指す現職の富田能成氏(57)のみで、2期連続で無投票となる公算が大きい。富田氏は町長就任時から一貫して、人口減少を抑制する取り組みを推進。8年間で積み上げた町独自の振興計画が生き、昨年の町人口は、目標(戦略人口)を上回った。住民は、「地域交流の場が広がった」と富田氏の施策を評価する一方、「無投票だと、町が栄えずマンネリ化してしまうのでは」と、町政に新風が吹かない現状を不安視する声も上がっている。同町は、1984年以前の「横瀬村」時代から、無投票選挙が多く、首長の長期在任が続いている。

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