死者増…さいたま市が“非常事態”宣言 すでに4人死亡、交通事故で高齢者 今年1月~6月20日 全世代では7人亡くなる 夏休みで子どもの動きにも注意 死亡した高齢者4人、事故に共通点が
2025/07/05/14:14
市内で65歳以上の高齢者の交通死亡事故が増加しているとして、埼玉県さいたま市は4日、「さいたま市交通事故防止特別対策推進要綱」に基づき、交通死亡事故多発非常事態宣言を発令した。同宣言が出されるのは昨年12月25日以来。
市市民生活安全課によると、今年1月~6月20日で市内での高齢者の交通事故死者は4人で、過去3年間の同時期平均(1人)と比較し、3人増加。全世代では7人が死亡している。高齢者4人はいずれも徒歩で加害者側は自動車だった。これらの傾向などを踏まえ、市は交通事故防止特別対策ガイドラインを策定。市民、地域、警察などが一体となり対策に取り組む。実施期間は8月3日までの1カ月。
高齢歩行者の交通事故が多いことから、同課は「車を運転する人とともに、高齢者自身も気を付けてほしい」と呼びかけ、事故の増加が懸念される夏休みに向けては「子どもの動きにも注意して、運転してほしい」としている。










