埼玉新聞

 

熊谷の夏を象徴するスイーツ「雪くま」 暑さ対策に…ヨーグルト使った新作が今夏の目玉 市役所で試食会 市内5店舗、各40食を無料配布「雪くまで暑い夏を乗り切って」

  • ヨーグルトを使用した新作の雪くまを提供する三河屋社長の石川雄太さん(中央)

    ヨーグルトを使用した新作の雪くまを提供する三河屋社長の石川雄太さん(中央)=27日、熊谷市宮町の同市役所

  • ヨーグルトを使用した新作の雪くまを提供する三河屋社長の石川雄太さん(中央)

 暑いまち熊谷の夏を象徴するスイーツとして有名な創作かき氷「雪くま」の試食会が27日、熊谷市宮町の同市役所で行われた。市内の5店舗が、各40食を無料で配布。今夏はヨーグルトを使ったものが新作の目玉で、来庁者は爽やかな甘みを楽しんだ。

 雪くまは「平成の名水百選」に選ばれた熊谷の水で作っている氷をふんわりした食感に削り、各店オリジナルのシロップで味付けしたかき氷。2006年に誕生し、今シーズンで20年目を迎えた。

 乳タンパクが体内の水分保持に有効だとする研究報告もあることから、熊谷市は明治(本社・東京都)と共同で、同日から9月末までの予定で、暑さ対策としてヨーグルトの摂取を推進するプロジェクトを実施。雪くまを扱う店舗が加盟する「雪くまのれん会」の6軒は、ヨーグルトを使った新作を提供する。

 試食会では、三河屋が「ヨーグルトミルク」味を振る舞った。初めて雪くまを食べた市内の50代女性は、「ヨーグルトの酸味で爽やかな気分になった」と満足そう。のれん会会長で三河屋社長の石川雄太さん(44)は「節目となる年なので、各店ごとに工夫を凝らしてもらった。雪くまで暑い夏を乗り切っていただければ」と話していた。

 市はのれん会の協力で、無料通信アプリLINE(ライン)の市公式アカウントなどを利用したスタンプラリーを行う。期間は7月1日から9月15日まで。のれん会会員のうち27店が参加し、達成度に応じて賞品を贈呈する(達成者多数の場合は抽選)。

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