18日午前4時（日本時間）にクラブワールドカップ（W杯）の初戦に臨む浦和は16日、GK西川がオンライン会見を行い「アジアを超えて世界制覇を目指すことに一緒にチャレンジしていきたい」と意気込んだ。

　第1戦は米国のシアトルでリバープレート（アルゼンチン）と対戦する。世界屈指の名門クラブは、南米のチームらしい攻撃的なサッカーを展開する。西川は「我慢するところを組織で守っていければチャンスはある」と勝利のポイントを挙げた。

　同国の代表選手をずらりとそろえる相手だが、注目は来季から、スペイン1部のレアルマドリードへの移籍が決まった17歳のマスタントゥオーノ。西川は「世界のこれからという選手と対峙（たいじ）できるので、非常にいいチャンスだと思っている」と対戦を心待ちにする。

　浦和は2021年シーズンの天皇杯全日本選手権を制して出場権を得たアジア・チャンピオンズリーグで優勝し、今大会の出場を決めた。「4年前から始まったストーリー。いろいろな人でつないで出場できた大会だと思う」と背番号1は感慨深く語った。

　試合当日に39歳の誕生日を迎えるベテランは「GKは年齢を重ねた方がいい味が出てくると感じている。誇りと責任を持って、胸を張って楽しみたい」と期待を膨らませた。