埼玉新聞

 

店長に暴行…殴られて顔面打撲 店の出入り口を破壊、ショーケースを壊して475点も奪った男逮捕…強盗致傷の疑い 公開手配から2週間が過ぎ、情報提供が19件あり…路上を歩いていたので捕まえる

  • 【地図】熊谷市

    容疑で手配の男を逮捕 すでに1人逮捕された質店強盗事件=熊谷市

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 熊谷市の質店に男2人が侵入し、男性店長にけがを負わせて金券などを奪って逃走した事件で、県警捜査3課と熊谷署は13日、強盗致傷の疑いで、公開手配していた住所職業不詳の男(65)を逮捕した。

 逮捕容疑は、無職の男(69)と共謀し、5月16日午前2時10分ごろ、同市筑波1丁目の質店「銀宝堂」の出入り口を割るなどして侵入し、ショーケースを破壊して金券など475点(計約36万円)を窃取。男性店長に発見されるとバールで殴打するなどして店長の顔に約1カ月のけがを負わせた疑い。「泥棒に入ったことは間違いありません」と容疑を認めているという。

 同課によると、県警捜査員が今月13日午後3時10分ごろ、横浜市鶴見区の関係先付近の路上を歩く65歳男を発見し、逮捕した。

 県警は5月29日に65歳男を公開手配し、19件の情報提供があった。県警で逃走手段や動機を調べている。

 69歳男は5月16日に強盗致傷の疑いで逮捕され、建造物侵入と窃盗罪で起訴されている。

■店長が応戦し、車を捨てて駆け足(以下、初報記事)

 5月16日午前2時10分ごろ、熊谷市筑波1丁目の質店「銀宝堂」に男2人が侵入、店舗2階に住む男性店長(63)に発見され、男性をバールのようなもので殴って負傷させた上、金券などを奪って逃走した。男のうち1人は、通報で駆け付けた熊谷署員が付近で間もなく身柄を確保。同署は同日、強盗致傷の疑いで、住所不定、無職の男(69)を逮捕した。もう1人の50代ぐらいの男は逃走している。

 逮捕容疑は共謀して16日午前2時10分ごろ、バールのようなもので出入り口を破壊して同店に侵入、ショーケースを壊して金券などを盗もうとしたが、男性店長に発見されると店舗南側の路上でバールのようなもので殴打するなどの暴行を加え、顔面打撲など2週間のけがを負わせた疑い。「間違いないことです」と容疑を認めているという。

 同署によると、店は当時営業時間外で、店舗兼住宅の2階にいた男性店長が物音に気付き1階に降り、店内で男らと鉢合わせしたという。

 男らは店を出た後、近くに止めた車に乗り込んだが、男性店長が応戦したため、車を放置して駆け足で逃走した。事件に気付いた近隣の70代男性が110番。署員が同30分ごろ、現場から南に約100メートル離れた路上で男を見つけ、身柄を確保した。
 

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