埼玉新聞

 

店で倒れた女性、搬送され薬投与…副作用で車椅子生活に 赤十字病院を提訴、損害賠償7500万円を求めて

  • 薬の副作用で障害、損害賠償を求め深谷の病院を提訴

 投与された薬の副作用で末梢(まっしょう)神経障害を発症し、車椅子生活を余儀なくされたとして、熊谷市の50代女性が深谷赤十字病院(深谷市)に対し、約7500万円の損害賠償を求めて、さいたま地裁熊谷支部に提訴した。14日に第1回口頭弁論(森淳子裁判長)があり、同病院側は争う姿勢を示した。

 訴状によると、女性は2020年2月28日、自転車で買い物に出かけたところ、コンビニエンスストアで倒れて救急搬送された。別の病院から同病院に転院し、アメーバ性大腸炎の診断を受けた。治療薬であるメトロニダゾールの投与を受けたが、副作用で末梢神経障害を発症し、四肢機能障害3級の身体障害で車椅子生活になったとしている。

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