道の駅おがわまち、きょう30日リニューアルオープン 絶品ロールケーキ、みそまんじゅう、地酒やワインも販売 ユネスコ登録の伝統技術も体験可 グルメは“ネギまるごと1本肉巻きうどん”も注目
小川町小川の「道の駅おがわまち」が30日、リニューアルオープンする。伝統産業の和紙の手すき体験や、地元に根付いた食文化にちなんだグルメや農産物、地場産野菜などが味わえる。29日には報道関係者の内覧会と、町民を対象にしたプレオープンが行われた。
道の駅おがわまちは、1993年の道の駅制度創設時に、秩父市と並んで県内で最も早く登録された。しかし、施設の老朽化が進む、道の駅に求められる機能も変化。町の人口減が進む中で、町外の人たちと交流を深め、関係人口を創出する施設として再整備が進められてきた。
道の駅内の伝統工芸会館をリニューアルした伝統工芸施設では、和紙の手すき体験のほか、うちわなど和紙グッズの製作もできるように。特産の小川和紙は全国に知られ、細川紙の技術はユネスコ無形文化遺産にも登録されているが、手すきの実演の見学や展示でその技を紹介している。
槻川が町の中央を流れる同町は水に恵まれ、古くから醸造業も盛ん。産業地域振興施設では、松岡醸造や晴雲酒造、武蔵ワイナリーといった町内の地酒やワインをはじめ、近隣地域の老舗蔵のしょうゆやみそなどを販売。県内産しょうゆを使ったみたらしだんごやロールケーキ、みそまんじゅうなども販売される。
また、小川町は「有機の里」としても知られることから、物販コーナーでは地元農家の農産物を販売。飲食コーナーでは地場野菜をふんだんに使った「里山農園プレート」やカレー、ネギまるごと1本肉巻きうどんなどを提供。里山の恵みが堪能できる。
さらに電動自転車のトゥクトゥクやキックボードのレンタルも。同町の島田康弘町長は「道の駅を目的地として楽しむだけでなく、ここを起点に町内各地へ足を運んで、町全体の魅力に触れてほしい」と話していた。
リニューアルオープンは30日午前11時から。問い合わせは、道の駅おがわまち(電話0493・81・5655)へ。










