埼玉新聞

 

注目ラーメン店“らーめん味噌中華 ちちぶ屋本店”誕生、国道沿いにオープン 看板メニュー“名物卵黄玉味噌中華”は必見、特注麺が見えないほどチャーシューが敷き詰められ絶妙

  • ちちぶ屋名物特製味噌中華を紹介する従業員=14日、秩父市中宮地町の「らーめん味噌中華 ちちぶ屋本店」

    ちちぶ屋名物特製味噌中華を紹介する従業員=14日、秩父市中宮地町の「らーめん味噌中華 ちちぶ屋本店」

  • ちちぶ屋名物特製味噌中華を紹介する従業員=14日、秩父市中宮地町の「らーめん味噌中華 ちちぶ屋本店」

 秩父市中宮地町の国道140号沿いに、ラーメン店「らーめん味噌(みそ)中華 ちちぶ屋本店」がオープンした。地元住民らに60年間愛され、2月に惜しくも閉店したそば店「そば処 ちちぶ屋」の店舗と屋号、「地域密着」の理念を引き継ぎ、風味、コク、うまみの三拍子そろったこだわりの「三宝味噌」で、秩父の食文化に新風を巻き起こす。

 みそポテトや豚みそ丼といった、ご当地グルメの可能性をさらに広げようと、2年前からみそレシピ開発に取り組んできた同店店主の吉岡忍さん(50)。全国各地のみそ約20種の中から厳選、ブレンド、試作を重ね、「濃厚、まろやか、優しい」味わいの秩父発祥の調味料を完成させた。今後も、秩父産の米こうじ、田舎、黄金みそなどをレシピに追加し、ご当地ならではの味わいを一層引き出していく。

 看板ラーメン「ちちぶ屋名物卵黄玉味噌中華」(税別980円)は、黄金色に輝くスープの上に、特注の中太縮れ麺が見えないほどに薄切りのチャーシューを敷き詰めた。秘伝だれに漬け込んだコリコリ食感のメンマと、まろやかさを加える卵黄が絶妙なアクセント。同商品に味付け玉子などをトッピングした「特製味噌中華」(同1350円)が吉岡さんのお薦め。

 「そば処ちちぶ屋は、老若男女の舌になじむ名店だった。当時の客層に親しんでもらい、『秩父といえばみそラーメン』が定着するように、日々新商品・サービス開発に取り組んでいく」と吉岡さんは意気込む。16日からは、瀬戸内産の煮干だしを効かせた「濃厚煮干し味噌中華」(同1100円)の販売を開始した。

 営業時間は午前11時~午後9時。年中無休。問い合わせは同店(電話0494・26・6513)へ。
 

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