埼玉新聞

 

500人の武者が河原で迫力の合戦を再現 埼玉・寄居で「北條まつり」 ゆかりの地から甲冑を着た武者が集結 北条勢と豊臣勢の攻防戦を展開、5万5千人が歴史絵巻を堪能

  • 北条勢と豊臣勢の戦いが再現された「寄居北條まつり」=11日午後、寄居町の玉淀河原

    北条勢と豊臣勢の戦いが再現された「寄居北條まつり」=11日午後、寄居町の玉淀河原

  • 北条勢と豊臣勢の戦いが再現された「寄居北條まつり」=11日午後、寄居町の玉淀河原

 戦国時代の鉢形城攻防戦を再現した「第64回寄居北條まつり」が11日、寄居町の玉淀河原などで行われた。大砲の音が響き渡る中、甲冑(かっちゅう)を着用した約500人の武者が参加し、河原で迫力ある合戦を繰り広げた。

 1590(天正18)年、豊臣秀吉の小田原征伐の際、鉢形城に陣取った郷土の武将北条氏邦が前田利家・上杉景勝率いる5万人の豊臣勢を相手に、3500人の兵力で1カ月余り戦った様子を再現。神奈川県小田原市や東京都八王子市の姉妹都市をはじめとした北条氏ゆかりの地から甲冑を着用した武者が集結した。

 寄居駅南口駅前拠点施設「Yotteco(ヨッテコ)」から玉淀河原までの約1キロを武者隊がパレードし、玉淀河原の特設ステージでのセレモニー後、北条勢と豊臣勢の攻防戦を展開。約5万5千人が歴史絵巻を堪能した。

 武者隊で参加した男子小学生は「迫力があって楽しかった」と話した。

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