気象庁は9日午前5時31分、大雨に関する関東甲信地方気象情報を発表した。

　関東地方南部と伊豆諸島では、10日明け方から夕方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるという。
　
　埼玉も、予想図によると、今夜から雨が降り始め、明日の昼頃まで降り続ける見込み。　

［気象概況］
　10日は、前線が西日本から東日本を東へ進み、夜には日本の東から日本の南に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東地方南部と伊豆諸島では大気の状態が不安定となるでしょう。

［雨の予想］
関東地方南部と伊豆諸島では、10日明け方から昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
10日に予想される1時間降水量は多い所で、
　関東地方南部　30ミリ
　伊豆諸島　　　40ミリ
9日午前6時から10日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
　関東地方南部　50ミリ
　伊豆諸島　　　80ミリ
その後、10日午前6時から11日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
　関東地方南部　60ミリ
　伊豆諸島　　　60ミリ

［防災事項］
関東地方南部と伊豆諸島では、10日明け方から夕方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

＝埼玉新聞WEB版＝