想像上回り驚く市民 埼玉・白岡市役所で火災 「市民情報のデータ確保心配」「住民にとって大事な場所」「しばらく仕事もできないのではないか」との声 市役所周辺は鎮火後も焦げ臭さ残る
2025/05/08/06:11
6日午後11時20分ごろ、白岡市千駄野の白岡市役所本庁舎から出火、鉄筋コンクリート地上4階地下1階の建物で、火災により1階部分約1300平方メートルが焼けた。けが人はないという。久喜署と消防が出火原因を調べており、8日も現場検証が続く予定。
鎮火後も白岡市役所周辺は焦げ臭さと焼けた臭いに包まれた。テレビの報道などで火災を知った市民らが市役所を訪れ、心配そうな面持ちで庁舎を見つめていた。
行政区長の70代男性は午前9時半ごろ、市職員から電話で「火事になってお騒がせしました。電話などの手続きはできないので、用があれば下水道課に連絡してください」と説明され、市役所にやって来た。焼けた庁舎を見てびっくりし、「何が原因か分からないので何とも言えないが、ここは住民にとって大事な場所。いろいろな電気機器も使っている。しばらく仕事もできないのではないか」と心配していた。
別の60代男性は防災無線で庁舎の火災を知り、ぼや程度と思って来てみると、想像を上回る焼け跡でショックを受けたという。市民情報のデータ確保を心配し、「不安がなくなるよう、情報公開をしていく努力をしてほしい」と注文した。
愛犬の散歩仲間という70代男性と60代女性も「これだけ燃えてしまうと書類も燃え、コンピューターのデータも駄目になっているだろう。しばらく業務もできないのでは」と黒くなった庁舎を見上げていた。










