埼玉新聞

 

頑張っている人たちを笑顔に 小川の空彩る花火90発 比企西部医師団が企画「支援にお礼、夏の思い出を」

  • 夜空を彩る花火=23日午後8時過ぎ、小川町

 小川町の仙元山の中腹にある見晴らしの丘公園付近で23日夜、花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩った。

 今年7月下旬、恒例の「小川町七夕まつり」は交通規制区域の短縮、飾り付けと飲食区域を分けるなどのコロナの感染対策を行い実施したが、花火大会は今年も中止となった。このため比企西部医師団(瀬川豊団長)が「(コロナ禍で頑張っている)地域の人たちや医療・介護従事者に上を向いて笑顔になってもらいたい、多くの人の支援にお礼がしたい、そして七夕の文化継承と夏の思い出になれば」(みやざきクリニック・宮崎香理医師)とルックアッププロジェクトとして企画した。なお、密を避けるため事前告知は控えた。

 花火は、午後8時から約90発打ち上げられた。花火を見た女性は「久しぶりに打ち上げ花火が見られ、良かった。(コロナ禍を忘れ)気分が晴れ、元気をもらった。楽しかった」と話していた。

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