埼玉新聞

 

盗撮、逃走した息子のため…「弁護士事務所職員」に5カ所で計1300万円手渡す 飯能の73歳女性が被害

  • 手渡し詐欺、1300万円被害=飯能市

 飯能署は19日、飯能市のパート女性(73)が手渡し詐欺で現金1300万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、7月25日午後1時ごろから数回、女性方に警察官や弁護士などを名乗る男から「息子さんが盗撮し、もめた末に逃げて女性にけがをさせた」「示談金は300万くらいかかる」などと電話があった。

 信じた女性は同日午後6時半ごろから同29日正午ごろにかけて、所沢市内の駅など5カ所で弁護士事務所職員を装う男女に現金合計1300万円を手渡した。最後に現金を手渡した29日に男と連絡が取れなくなったことを不審に思った女性が次男に確認し被害が発覚した。

 男は50~60代で、身長170センチくらい。上下黒の服装。女は40~50代くらいで、黄緑のシャツに白いズボンを着用していたという。

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