埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたま市「入院調整中に男性死亡」…埼玉県が否定「調整ない」知事「困る」 何が起きた

  • 新型コロナ感染のさいたま男性死亡 「入院調整中ではない」大野知事が否定

 さいたま市が16日に新型コロナウイルスに感染した80代男性が入院調整中に死亡したと発表したことを巡り、入院調整を担う県側は17日、「入院調整中の人が死亡した事実は一切ない」と否定した。

 大野元裕知事は17日、報道陣に「非常に厳しい状況が続いているのは事実。しかし医療機関の協力や県調整本部の努力によって、踏みとどまっている」と説明。「(誤った情報により)県民に『必要な入院ができないのでは』といった不安を与えては困る」と強調した。

 また、山崎達也保健医療部長は「調整本部は入院調整の依頼を受け、医師が必要性を判断している。個別のケースについては話せないが、(今回は)依頼を受けて一定の判断があり、調整中とならなかった」と話した。

 市は、入院が必要と判断して8月7日から死去する10日まで連日、県調整本部に要請を続けたとしている。市保健所の担当者は「結果的に死去したことは残念」としながら、「県調整本部が入院調整に該当しないと判断したもので、やむを得ない」と述べた。市は入院調整が行われていると認識していたとしており、「認識のずれがあった。問題点を整理したい」と説明した。

 市によると、男性は7月27日に陽性と判明。血中酸素飽和度が低下したため、8月7日に入院調整を県に依頼していたが、10日に死亡した。

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