埼玉新聞

 

「男気」に感動で商品化…フジパン工場長、手島農園が「スナックサンド男気トマト」発売を桶川市長に報告

  • 「スナックサンド男気トマト」の発売で埼玉県桶川市を表敬訪問した手島農園の手島孝明さんら。左から小野市長、手島さん、山下工場長、関東事業部営業課の関根拓係長=桶川市役所

 桶川市川田谷でトマト栽培を手掛ける手島農園の手島孝明さんが9日、桶川市を表敬訪問し、小野克典市長に新商品を紹介した。

 新商品は、フジパン(本社・名古屋市)とコラボした「スナックサンド男気トマト」。来月末までの限定で関東、東北などで販売中。インパクトのある黒いパッケージには市のマスコットキャラクター「オケちゃん」が印刷され、桶川市をPRしている。

 「男気トマト」は手島さんが独自の栽培方法で昔ながらのトマト本来の味を実現した人気のブランドトマト。スナックサンドは、男気トマトのソースと卵を挟んだオムレツ風味で、今月1日の発売開始以降、交流サイト(SNS)などで人気を呼んでいる。

 この日は、同商品を企画したフジパン武蔵工場(入間市)の山下洋文工場長も同行し、商品の販売状況や今後の展望なども説明した。昨春、山下工場長が偶然「男気トマト」を知り、濃厚でコクのある味わいに感動したことが商品化のきっかけになった。

 小野市長は「地元の農家さんが熱い気持ちをもって桶川の生産品を全国にPRしようとしているのは市としてうれしいこと。これを機に農業振興につながっていければと思う」と歓迎した。手島さんは「開発段階から市にご協力いただき、感謝の気持ちでいっぱい。無事に発売できたことを報告できて良かった」と話した。

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