埼玉県などは15日、新たに新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と5755人の感染を確認したと発表した。県によると、感染者の内訳は、県発表が3663人、さいたま市1034人、川口市503人、川越市237人、越谷市318人。

　越谷市で過去の感染者2人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は60万8792人（チャーター便帰国者含む）、死者は1668人（15日午後7時現在）となった。

　14日夜時点の重症者は7人、感染者の入院は565人、ホテル療養860人、自宅療養2万2155人。退院・療養終了は57万1729人。

　県管轄で詳細が判明したのは、未就学児～90代の男女3663人。みなし陽性は59人。クラスター（感染者集団）関連では、既に感染者が確認されている13施設で1～13人、新たに2施設で各5人が感染した。会食で感染したとみられるのは10歳未満～80代の男女53人。ワクチンを4回接種していたのは50～80代の男女18人、3回接種は10～90代の男女1218人、2回接種は未就学児～90代の男女792人だった。

　県教育局によると、県立熊谷女子高校で生徒72人と教職員3人が感染し、19日まで学校閉鎖とした。ほか県立学校13校で児童生徒39人が感染し、学年閉鎖を1件、学級閉鎖を15件実施した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女1034人。このうち5人が中等症となっている。同市緑区の特別養護老人ホームで職員10人と入所者16人の計26人の感染が判明し、クラスターと認定した。

　川口市によると、新規感染は10歳未満～90代の男女503人。入院中の90代男性が15日に死亡した。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～80代の男女237人の感染を確認した。2月6日の236人を上回り、過去最多とみられる。みなし陽性者は2人。

　越谷市によると、新たに感染したのは10歳未満～90代の男女318人。みなし陽性者は2人。