埼玉新聞

 

大勢の客!国道17号沿いに4メートル「茅の輪」登場、熊谷の高城神社 残り半年も健康に 露店並び盛況

  • 厳しい日差しの中、日傘を差しながら大きな茅の輪をくぐる参拝者たち=30日午前10時25分、熊谷市の高城神社

 熊谷市宮町の高城神社で30日、1年の折り返しにカヤを束ねた茅(ち)の輪をくぐって無病息災を祈願する「胎内くぐり」が行われた。

 半年間のけがれをはらい、残り半年の健康を願う「夏越(なご)しのはらい」といわれる伝統行事。茅の輪を母の胎内に見立て、輪をくぐると清らかな体に生まれ変わるという意味がある。

 昨年と一昨年は新型コロナウイルスの影響で、例年より半分ほどの大きさの茅の輪を境内に設置していたが、今年は3年ぶりに国道17号沿いの鳥居前に直径約4メートルの茅の輪を設置。午前10時から神事を実施後、参拝者は鳥居をくぐり、けがれを移した紙の人形(ひとがた)を納めて厄払いした。参道には露店も並び、大勢の参拝者でにぎわいを見せた。

 市内から訪れた40代の井上美恵さんは「今年の夏は特別に暑いので、家族が健康に過ごせれば」と話していた。

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