埼玉新聞

 

命守る高度医療に期待 済生会加須病院きょう開院 「ダヴィンチ」など充実の施設設備、加須市長らが視察

  • 「ダヴィンチ」を視察する角田守良市長=30日、加須市上高柳の埼玉県済生会加須病院(市提供)

 埼玉県済生会加須病院(加須市上高柳、長原光院長)が1日に開院するのに伴って、地元の角田守良市長が30日、同病院に導入された手術支援ロボット「ダヴィンチ」などを視察した。

 高度医療機器の搬入が完了したのを受けて、視察となった。角田市長は長原院長の案内でダヴィンチの操作も体験した。市からは関係部局の健康医療推進課と危機管理防災課も同行した。

 ダヴィンチは、患部の周囲が狭いなど難易度の高い腹腔鏡手術において正確な手術を可能とし、傷口が小さく、体に優しく、手術後、早期に社会復帰が可能になるメリットがある。

 病院にはほかにも、高性能エックス線撮影装置と手術寝台を備えたハイブリッド手術室など最先端医療機器が充実していて、角田市長はそれらも見学した。

 角田市長は「ダヴィンチの操作を体験させてもらった。画面を見ながら遠隔操作で指を動かすと、同じ動きで正確な手術ができる。医療機器技術の進歩を実感した」と感激気味。高度な医療に期待を込めていた。

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