大宮西署は17日、さいたま市大宮区の女性会社員（38）が交流サイト（SNS）型ロマンス詐欺で、現金約1千万円をだまし取られたと発表した。

　同署によると、女性は昨年12月31日ごろから、SNSを通じてアジア系外国人男性から「あなたは王子の女性」「あなたのお金を増やしたい」「成功確率を算出して損をしないようにできる」などと恋愛感情を抱かされ、仮想通貨の投資を勧められた。女性が暗号資産のアプリを通じ、今年1月24日に15万円相当を指示された宛先に送金したところ、16万円の返金があった。利益が出ると信じた女性は同27日に1千万円を送金したが、出金できず、相手との連絡も途絶えたため、警察に相談し発覚したという。

　県警は「簡単に利益が出る投資話は詐欺を疑ってほしい」と注意喚起している。