埼玉新聞

 

<高校野球>選抜4強・浦和学院 投打で圧倒、県大会V 「超攻撃野球」で5年ぶり関東制覇へ

  • 10回を投げて防御率0・00、被安打1と安定感がある浦和学院の左腕芳野

  • 春季関東大会組み合わせ

 高校野球の第74回春季関東大会は21日、栃木県の宇都宮清原球場、栃木県総合運動公園野球場で1都7県から17校が参加して開幕する。

 埼玉県勢は、今春の選抜大会4強で県大会王者の浦和学院が2年連続21度目、同準優勝の山村学園が3年ぶり2度目の出場。両校は22日の2回戦から登場し、5年ぶりの優勝を目指す浦和学院は桐蔭学園(神奈川2位)と対戦する。山村学園は市船橋(千葉1位)と顔を合わせる。

 関東大会優勝を狙う2校を紹介する。

■控えメンバーにも力

 県大会4季連続優勝の浦和学院は、チーム打率4割3厘、防御率0・50と投打で圧倒して県大会を制した。関東の強豪校から勝利を飾り、夏に向けて大きな自信を手にしたい。

 層が厚い投手陣は、県大会5試合で2失点の好投。その中で、芳野が10回1安打無失点と存在感を示した。エース宮城が10回8四死球と本調子ではなかっただけに浅田、月野の活躍に期待したい。守備は無失策と内外野ともに隙がない。

 勝負強い打線は、小林と伊丹の1、2番コンビが打率5割台と好調。三宅、大内の下位も、ともに打率3割と打線のつながりがいい。控えメンバーにも力があり、大勝が6安打2打点の打率7割5分と先発メンバーと遜色ない。県大会9盗塁と足を絡めた攻撃を関東でどれだけ試せるか注目だ。

■とにかく夏のため/浦和学院・森大監督の話

 とにかく夏のために関東では、超攻撃野球をアップデートしたい。夏を制するために春も優勝する。

■自信を持ちプレー/浦和学院・八谷晟歩主将の話

 関東では自信を持ってプレーしたい。自分たちのコンディションを上げて、最高なパフォーマンスを見せたい。

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