埼玉新聞

 

気付くと被害に…おいを名乗る男から詐欺電話 信じた女性、「おいの会社の上司のおい」に現金とカード渡す

  • 手渡し詐欺、計886万円被害=久喜市

 久喜署は23日、久喜市の無職女性(81)が手渡し詐欺で、現金400万円とキャッシュカード2枚をだまし取られたと発表した。カードを利用して現金486万円が引き出され、被害額は計886万円。

 同署によると、19日午前8時半ごろから数回、女性のおいを名乗る男らから「コンビニでかばんをなくした」「取引先にお金を払わなければいけない」などと電話があった。信じた女性は同日午後0時20分ごろ、自宅近くの路上で、おいの会社の上司のおいを装う20代の男に、現金400万円とカード2枚を手渡した。22日に現金とカードを返すと説明されたが、連絡がないため通帳に記帳して被害に気付き、署に通報した。

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