埼玉新聞

 

埼玉旅がお得な理由!春の行楽シーズンで観光クーポン10万人に配布へ 埼玉割も実施 感染対策の徹底を

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた県内観光業を支援するため、県は県内外の宿泊旅行者に県指定の宿泊施設に泊まることで、土産物店などで使える1人最大3千円のクーポン券「とくとく埼玉観光クーポン」を配布するなど、キャンペーンを実施している。「まん延防止等重点措置」が解除され、春の行楽シーズンを迎えているとあって、大野元裕知事は5日の会見で「観光客の方には感染対策を徹底し、安心、安全に埼玉を旅していただきたい」と呼びかけた。

 「とくとく埼玉!観光クーポン」では、埼玉県民および全国からの宿泊旅行者に対し、土産物店などで利用できるクーポン券を1人最大3千円分、10万人に配布する。さらに「旅して!埼玉割」キャンペーンでは、埼玉県民および茨城、群馬、千葉、山梨、長野各県からの旅行者で、ワクチン接種歴またはPCR検査などによる陰性結果の確認ができる人の日帰り・宿泊旅行代金を50%(上限5千円)割引する。土産物店などで利用できる地域観光クーポン券2千円分を配布する。両クーポンは併用可。配布は今月28日宿泊分まで。

 ただ、4月に入っても県内の新規感染者は2千~4千人台に上っている。大野知事は「第1波の頃と違い、どのようにすれば社会経済活動をできるかという知見も積んできた」とし、「大きな影響を受けた観光産業の復活、伸展を図りたい。安心と安全が提供できることを確かなものとし、県に魅力ある観光資源があることを知っていただきたい」とアピールした。

 県観光課によると、5日時点のクーポン配布宿泊施設は146施設、利用可能施設は1921施設。インターネットのサイト「ちょこたび埼玉」で紹介している。

 問い合わせは、専用ダイヤル(電話0570・666・723)へ。

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