埼玉新聞

 

トラブルか、男性切られ死亡 閑静な住宅街にサイレン…殺人事件と聞いて驚く住民ら「怖い」「不安だ」

  • 現場周辺を調べる県警の捜査員=1日午後3時9分ごろ、さいたま市緑区太田窪

 1日午前6時58分ごろ、さいたま市緑区太田窪3丁目の住宅駐車場で、「父が倒れている」と110番があった。この家に住む無職男性(72)が胸を切られ、搬送先の病院で死亡が確認された。浦和東署は殺人未遂の疑いで、現場にいた近くに住む無職の男(50)を現行犯逮捕した。同署は過去の相談歴から、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、容疑を殺人に切り替えて、動機や経緯を詳しく捜査する。

 現場はJR浦和駅から北東に約2キロの閑静な住宅街。

 長年住んでいるという近所の女性は「この辺はいつも静か。今までも事件などは聞いたことない」といい、規制線が張られた現場を見て不安そうにしていた。

 近くに住む女性は「家から出たら複数人の警察官が(現場周辺に)いた」と振り返る。買い物に行く前だという女性は「怖いな」とつぶやいた。

 40代の女性は、午前7時ごろ、サイレンを聞いたという。「気になっていたが、(殺人事件と聞いて)驚いた。警察から犯人は逮捕されていると聞いたが、子どももいるので不安だ」とこぼした。

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