埼玉新聞

 

視力失い、自殺も何度か考え…全盲の中学教諭が定年 妻らの助言支えに、教員生活全う「生徒たちにも感謝」

  • 3年生の生徒と学校生活を振り返る新井淑則さん(左)=1日、皆野町立皆野中学校

 「多くの人たちと出会い、限りない人たちに支えられたおかげで職務を全うできた」。今月末で定年退職する全盲の教諭新井淑則さん(60)は、最後の赴任先となる皆野町立皆野中学校で誇らしげに語った。大きなハンディキャップを背負いながら、生徒一人一人の成長を見守り続けてきた新井さん。「生徒たちにも感謝したい」と40年近い教員生活をしみじみと振り返った。

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