埼玉新聞

 

侵略やめろ…ロシア侵攻へ抗議、募金活動も JR浦和駅前でデモ「日本にも影響」「黙って見ていられない」

  • 「ウクライナに平和を」などのプラカードを掲げ、ロシアの軍事侵攻に抗議する参加者=6日午後、さいたま市浦和区のJR浦和駅前

 ロシアのウクライナ侵攻への抗議デモが6日、さいたま市浦和区のJR浦和駅前で行われた。参加した約40人が、「戦争反対」「侵略やめろ」「ウクライナに平和を」と訴え、ウクライナ国旗をモチーフにしたプラカードなどを掲げた。

 主催は「すべての戦争に反対する埼玉県民の会」。「ロシア軍は直ちにウクライナから撤退」「戦争をやめて直ちに平和交渉」「核兵器での威嚇をやめる」の3項目を求めて署名活動、難民を救援するための募金活動も行った。

 発起人の医師辻忠男さん(73)は「戦争が起きて最も被害を受けるのは市民。ウクライナで市民が殺され、食料や医薬品の不足に苦しんでいる。殺し合いを黙って見ているわけにはいかない。戦争が止まるまで反対を言い続け、活動していく」と話していた。

 ロシアのプーチン大統領は核兵器による威嚇発言を繰り返し、ロシア軍はウクライナ最大の原発を制圧した。辻さんは「核兵器による脅しは全人類への挑戦」「原発で何か起きれば、ロシアを含めたヨーロッパ、日本も大きな影響を受ける。全人類に対する犯罪行為」と強く非難した。

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