埼玉新聞

 

地域住民もぜひ 埼玉パナソニックがクリニック スポーツ現場での経験生かし、チームドクターらが治療

  • 3月1日にオープンするワイルドナイツクリニックの外観=26日午前、熊谷市今井

  • 2階のリハビリテーションスペース=26日午前、熊谷市今井

 埼玉パナソニックワイルドナイツのクラブハウスがある熊谷市上川上のさくらオーバルフォート隣接地で、ワイルドナイツクリニック(同市今井)が3月1日にオープンする。診療科目は整形外科とリハビリテーション科。スポーツ現場で培ったノウハウを生かし、ワイルドナイツの選手のみならず、熊谷近郊に住む人々の健康増進を目指す。

 成長期のスポーツ障害から年配者のけがの治療、身体機能の向上につながるリハビリテーションを提供する。治療を担当するのはワイルドナイツのチームドクター、スポーツ現場での経験豊富な医師や理学療法士、連携医療機関の埼玉医科大学病院の医師が診療を実施。磁気共鳴画像装置(MRI)、レントゲン、コンピューター断層撮影装置(CT)、骨密度測定装置などの画像診断機器、集束型衝撃波装置を用いながら一人一人の状況に応じた最適な診断、治療を行っていく。

 広さ623・21平方メートルの2階フロアほぼ全てをリハビリテーションスペースとして活用。老若男女の慢性的な体の痛みや不調の改善に対応するほか、激しい運動によるけがから元の高い運動レベルへの復帰をサポートする設備も備える。感染症対策では、建物全体の湿度管理が可能な空調設備なども導入した。

 事業主である一般社団法人NOBUSHIが26日、熊谷ラグビー場で行われたリーグワンの試合を前に内覧会を開催。ワイルドナイツの飯島均GMは「これまでのノウハウを地域に還元できるクリニック。ぜひ地域の人たちに利用してもらえれば」と話した。

 問い合わせは、同クリニック(電話048・578・4272)へ。

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