埼玉新聞

 

<新型コロナ>県立高校の入試、無症状が確認できれば受験可能に 埼玉県教育局、検査体制ひっ迫で要件変更

  • 検査ができなくても無症状なら受験可

 県教育局は4日、今月24日の県立高校入試について、新型コロナウイルスの濃厚接触者となった受験生が検査できない場合でも、無症状であることが十分確認できれば受験可能とするなど、要件を変更したと発表した。

 県教育局高校教育指導課によると、濃厚接触者となった生徒が自治体などのPCR検査が受けられない場合は、新たに、抗原検査キットによる陰性確認ができれば受験可能とする。また、抗原検査キットが入手できない場合は、咳や発熱などの症状がないことが十分確認できれば、受験可能とする。濃厚接触者の新たな受験要件は4日、公立高校、市町村教委を通じて中学校に通知された。

 保健所が認定する濃厚接触者の受験はこれまで、無症状で、保健所が行うPCR検査で陰性だった場合などに受験可能としていたが、検査体制のひっ迫などから、要件を変更した。無症状濃厚接触者の受験は、中学校長を通じて志願先高校に連絡・手続きがされるため、まずは中学校への連絡が必要。同課は「不安もあると思うが安心して受験に臨んでほしい」と呼び掛けている。

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