埼玉新聞

 

珍しい1羽…家族と離れたオオハクチョウか 幼鳥、大宮公園の池に 利用者ら「カラスや野良猫いて心配」

  • 池を泳ぐオオハクチョウとみられる幼鳥=23日、さいたま市大宮区の大宮公園ボート池

 さいたま市大宮区の大宮公園ボート池で、オオハクチョウとみられる幼鳥1羽が確認された。池の中を優雅に泳ぐ姿に、足を止めて見物したり、写真撮影する人の姿も見られた。

 幼鳥は、体全体が灰色でくちばしの先端が黒っぽく、他の野鳥たちに交ざって池を泳いでいた。岸辺に近づいてきたり、時折大きく羽を広げる姿もみられた。

 県生態系保護協会によると、オオハクチョウは本来、越冬期は群れで行動する野鳥で、こうしたケースは珍しいという。担当者は「何らかの原因で家族と離れてしまった可能性が高い」という。

 公園の利用者らによると、幼鳥は9日ごろからこの池にいるという。様子を見に来ていた男性は「先日は地上に上がって枯れ草を食べている様子を見かけた。周囲にはカラスや野良猫もいるのでとても心配」と話していた。

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