埼玉新聞

 

毎年2~3日で完売、カツ乗るカレーで得点アップを 150食限定、埼玉・秩父でごうかくダムカレー販売

  • 「ごうかくダムカレー」を紹介する今井里美さん=14日午前、秩父市上吉田の吉田元気村

 受験シーズンに合わせ、秩父市上吉田のアウトドア体験施設「吉田元気村」は14日、付近にある県営合角(かっかく)ダムを「ごうかく」と称した、「ごうかくダムカレー」(税込み1500円)の販売を開始した。合格祈願のお守りやダムカードなどが付いて、150食限定となっている。

 同商品の販売は、受験生や就活生たちに合格という栄冠を勝ち取ってもらいたいという思いで、2016年から毎年実施。一昨年前は300食限定だったが、コロナ禍の今年と昨年は、来場者数を抑えるため限定数を減らした。県外からの訪問者も多く、毎年2~3日で完売してしまうという。

 白くて丸いお皿の中央部に縁起が良い五角形のライスを盛り付け、カレーのルーの上にヒレカツ5枚が乗っている。出世魚のカツオにちなみ、かつお節を使用したおかかあえと福神漬けの小鉢が付き、缶バッジも土産品となる。

 今年は、井上スパイス工業(上尾市)の「マジカラ」スパイスを卓上に設置。カレーに振りかけて食べると、辛さで脳が刺激され、「得点アップにつながる」と、関係者たちは期待する。

 吉田元気村所長の今井里美さん(56)は「コロナ禍で大変な時期だが、気持ちを強く持ち、ごうかくダムカレーを食べて数々の関門を突破してほしい」と話していた。

 ごうかくダムカレーを提供する吉田元気村クラブハウス2階レストランの営業時間は午前11時~午後3時。定休日は火・水曜。

 問い合わせは、吉田元気村(電話0494・78・1000)へ。

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