埼玉新聞

 

年末恒例の特別大売り出し、埼玉・大宮市場で 一般客向けに開放 100店以上が軒連ね、大勢の客にぎわう

  • 新鮮な水産物を求める買い物客=28日午前、さいたま市北区吉野町の大宮市場

 さいたま市北区吉野町の大宮市場で、年末恒例の特別大売り出しが30日まで開催されている。場内の各店舗が一般客向けに開放され、年末年始の準備をする多くの買い物客の姿でにぎわっていた。

 同市場は、魚市場と青果市場のほか、精肉や日用品、生花などを扱う100店以上が軒を連ねる。28日にはさいたま市の清水勇人市長、島崎豊議長が訪れ、市場関係者らの話を聞きながら場内を視察した。清水市長は「年末になり客足が戻ってきたということで安心している。この機会にぜひ市場で買い物をしていただきたい」と話していた。

 水産物仲卸の「カネム水産」では、キンキやノドグロ、カキなど旬の食材が店頭に並んだ。同社の平木重和代表取締役は「今年は飲食店の仕入れが減るなどコロナの影響もあったが、年末年始に向けて買上単価が増えている。年に1度のお正月に少しでもおいしいものを食べてもらいたい」と話していた。

 買い物に訪れていた夫婦は、「今年の正月はコロナの影響で集まることができなかったが、久しぶりに子どもや孫が来るので楽しみ」と話し、おせち用の食材や正月飾りを購入していた。

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