埼玉新聞

 

激戦区で「秩父肉汁そば 山寿」オープン 秩父市役所前に 極太麺を追求、埼玉の魅力詰まった一品

  • 県産食材を使用した料理がそろう「秩父肉汁そば 山寿」

 秩父市熊木町の市役所前に、極太そば店「秩父肉汁そば 山寿(さんじゅ)」がオープンした。石臼挽(び)き粉の香り高いつけそばと、地元産の新鮮食材を使用した料理が楽しめ、秩父地域のそば文化に新風を巻き起こしている。

 同店が提供するそば麺は、幅約6ミリ、厚さ約2ミリ。同店オーナーの吉岡伸也さん(50)は「そば激戦区の秩父地域では細い麺が主流だが、そばの新たな魅力を引き出すためにあえて極太麺を追求した」と説明する。

 自家製でしか作れない極太そばと、それに負けない濃い口しょうゆベースのつけ汁研究を重ねて開発。かめばかむほど、濃厚なそばの香りが口いっぱいに広がるように工夫した。

 同店のお薦めは、「山寿セット」(税別1900円)。肉汁そば(単品同1100円)のほか、熊谷市妻沼地区の自然薯(じねんじょ)とろろや、秩父の麦飯、味噌(みそ)ポテト、しゃくし漬けがセットになり、県産の食材がふんだんに味わえる。単品の季節の天ぷら盛り(同750円)も秩父地野菜を使用している。

 吉岡さんは「地元の方はもちろん、秩父に観光に訪れる方たちにも立ち寄っていただき、埼玉の食材の魅力を堪能してほしい」と呼び掛けている。

 営業時間は午前10時~午後10時(現在は感染症拡大防止のため、午後4時まで)。

 問い合わせは、同店(電話0494・26・6635)へ。

ツイート シェア シェア