埼玉新聞

 

生活保護を不正受給…繰り返し注意された男が行方不明に 再び不正受給が発覚、男発見「金が必要」

  • 【地図】さいたま市北区

    生活保護を不正受給、容疑の男逮捕=さいたま市北区

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 大宮署は27日、詐欺の疑いで、さいたま市北区土呂町2丁目、土木作業員の男(58)を逮捕した。

 逮捕容疑は、さいたま市北区福祉事務所に虚偽の内容を記載した収入申告書を提出するなどして、2019年2月5日から20年3月5日の間、12回にわたり、生活保護費計約151万円をだまし取った疑い。

 同署によると、男は同期間に警備員として勤務するなど計約129万円の収入を得ていたが、それを隠して生活保護費を申請していた。だまし取った金は生活費に充てていたとみられている。市の調査で不正が発覚。男は過去にも不正受給を行い、市が繰り返し口頭で指導していたが、その後行方が分からなくなっていた。男は「金が必要だった」と容疑を認めているという。

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